【校長室から】湯山小中合同研修会
2024年8月7日 11時47分残暑お見舞い申し上げます。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私たち教職員は自校で2学期に向けて準備をしたり、校外での研修を受けたりと外部からの印象よりは随分忙しいながらも、幾分リフレッシュもしつつ過ごしております。
自校で仕事をしているときは、運動場や体育館の学校施設利用団体が運動に励む様子を見て頑張っているなと思ったり、(夏休みも明日で20日となるけれど)他のみんなはどうしているかなと思ったりしながら、励んでいます。
さて、昨日8月7日は、湯山中学校を会場に、湯山小中合同研修会を行いました。運営当番は、本年度は湯山小学校が担当しました。
まず、愛媛大学大学院教育学研究科教授の城戸茂先生に、「小中連携の必要性と今後のポイント」という演題で御講演いただきました。
〇「中1ギャップ」というキーワードがクローズアップされているが、小学校教育全体、中学校教育全体を子供の視点から、再度教員が互いに振り返ることが必要。
〇小中連携を通して、子どもたちのより豊かな成長のため、どんな子どもに育ってほしいか(育てたい子ども像)の明確化が大切。
他県の文部科学省指定校の取組として、「生徒指導」「学力向上」「自己有用感」に課題のある中学校が真摯な取組を続けたが、なかなか効果が表れず、近隣の小学校に「高学年が低学年をお世話する活動」の実践を依頼し、小中それぞれで「ともに子供を育てたい」という思いを持って取り組んだところ、成果が表れたという実践事例を、御紹介いただきました。
次に、講話を受けて、今後の小中連携の在り方について、グループ別で話し合いました。
最後に、城戸茂先生に指導総括を行っていただきました。
「一小一中の連携しやすい強みを生かすともに、学校間に空間的距離があるので、無理のない連携をしていくとよい。
いつもは難しくても、年に1回のこの会の中で、双方の全教職員が顔合わせを行うことに大変意味がある。
顔合わせができたことを受けて、まずは、教務主任同士・研修主任同士・生徒指導主事同士、養護教諭同士等、各担当者でのコミュニケーションをとることを大切にしてほしい。」と御助言いただきました。
今後、より一層、小中での指導内容の連続性、連携校の双方の指導方法についての情報共有等を行い、湯山小中の子どもたち一人一人のよりよい成長につなげてまいります。