【校長室から】中学生職場体験in湯山小学校ー知っているようで知らない教員の仕事 & 教員の仕事のやりがいー
2024年9月10日 15時45分本日から4日間、湯山中学校2年生が本校で職場体験を行います。
9月10日、11日には、3名の生徒が4年1組、5年2組、6年2組で体験を行います。
9月12日、13日には、別の3名の生徒が1年1組、2年2組、5年1組で体験を行います。
本日、5校時には、3名の生徒を対象に、校長室で、「知っているようで知らない教員の仕事」について講話を行いました。
「教員の勤務時間は何時から何時からだと思いますか?」
の校長の質問に対して、
「7時から18時だと思います。」
と中学校2年生!
「8時から16時30分なのですよ。」
と伝えると、
「えーっ!」
と顔を見合わせて驚く3名の中学生!
「どんな仕事をしているのか知りたいです!」
との3名に対して、
「今日は、児童生徒のみなさんがよく目にしている教員の仕事、そして、目にしていな教員の仕事、そして、教員の仕事のやりがいについて、お伝えしましょう!」
というところから、講話をスタートしました!
その内容を皆様にもご紹介させていただきます。
Ⅰ 校長への職場体験実習生の事前課題の記述内容の共有
1 あなたはどんな思いを持って、この職場体験に臨んでいますか?
2 あなたはどんな思いを持って、職場体験先として、湯山小学校を選択しましたか?
3 あなたは、この2日間、どのような体験をしたいですか?
4 あなたが小学生のとき、小学校の先生はどのような仕事をどのようにしていましたか?
5 あなたの中学校では、中学校の先生はどのような仕事をどのようにしていますか?
Ⅱ 教員の仕事
1 教員の勤務時間と児童生徒の教育活動の時間
⑴ 教員の勤務時間
8:00~16:30
(であるが、現実にはもっと早くからもっと遅くまで働いている。)
⑵ 児童の教育活動の時間(日課表)
8:05~15:40
⑵ 児童がよく目にしている教員の仕事
【自教室・特別教室で】
① 授業
② 採点・添削(プリント・原稿)
【その他の場所等で】
③ 学校行事・クラブ活動の指導・見守り
④ 校外学習・遠足の引率
⑤ 各種委員会の指導・見守り
⑥ 課外活動の指導(水泳・すもう・陸上・金管バンド)
【通学路で】
⑦ 登校指導・下校指導
⑶ 児童があまり目にしていない、あるいはほとんど目にしていない教員の仕事
【始業前】
①授業準備
②施設管理
③教育活動その他についての打合せ(学年単位ほか)
④学校行事ほかの企画・立案・周知文書作成
⑤担当校務の仕事(先生方お一人お一人違うお仕事を分担しています!)
⑥電話対応(7:30~)及びtetoruでの出欠席の確認
【授業中の職員室で】
①教育活動の連絡調整のための打合せや電話連絡
②電話対応
③学校行事ほかの企画・立案・周知文書作成
④採点・添削(テスト・プリント・原稿)
⑤(学期末)通信簿等の作成
⑥担当校務の仕事
【児童下校後】
①教育活動の連絡調整のための打合せや電話連絡
②電話対応(~18:00)
③学校行事ほかの企画・立案・周知文書作成
④採点・添削(テスト・プリント・原稿)
⑤(学期末)通信簿等の作成
⑥担当校務の仕事
⑦職員会等のミーティング
⑷ 教員等
【教育職員】校長・教頭・学級担任(15名)・専科教員(理科・音楽)・養護教諭・栄養教諭
【職員】事務長・事務係長
【県費非常勤】非常勤講師(理科)・SSS
【市費等職員】ALT・校務員(2名)・学校図書館運営支援員・学校生活支援員(3名)・学習アシスタント(3名)・外国語アシスタント
育休中の1名の方を合わせて40名、さらに、他校籍の初任者指導・スクールカウンセラー、ICT支援員も合わせると43名全員で力を合わせて、湯山小学校の児童のよりよい成長のために、心をこめて仕事をしています!
Ⅲ 教員の仕事のやりがい
目の前にいる一人一人の子どもの成長を後押しすることができる!
未来を担う子供たちの成長の後押しは、明るい松山の未来、明るい愛媛の未来に、間違いなくつなげていけると考える!
微力ながらも、明るい日本の未来!明るい世界の未来にも、つなげていけると考える!
自分で仕事の時間の使い方を工夫することができる!
自分で自分の授業力等の向上のコーディネイトを楽しむことができる!
いっしょに力を合わせて働く職場の仲間がいる!
子供たちの笑顔に囲まれて過ごすことができる!
明るい学校づくりは、地域社会の活性化に貢献できる!
3名からの質問に答えた後、感想を書く時間をとると、大変熱心に内面を表現する活動に取り組んでいました。
【生徒の感想】
〇 自分の思っている以上に、目に見えていない仕事があって、びっくりしました。始業前にも、児童のために働いてくださっている先生がいて、しっかりと安心して授業に取り組めているんだなと思いました。
勤務時間は、意外と短く、8:00~16:30ということで驚きました、教職員としての仕事をこなすには、児童が返ってからも残業をしてかえっているんだなと思いました。
児童が帰るとき、安全のためについて行ったりしていつ時間も、勤務時間の中に含まれていて、16:30までの勤務時間では足りず、周りから見ると18:00くらいまでが勤務時間と見られてしまうんだなと、思いました。
児童一人一人の成長をみることができることが、やっぱりやりがいなんだなと思いました。
子供たちが笑顔だと、先生方も笑顔で、元気もらえて、楽しく過ごせるというところが、先生の仕事のいいなと思うところでした。
〇 教員の仕事は見えていないものの方が多いことを知りました。そして、教員の勤務時間はとても短いのに、普通に残業をしていることを知ってびっくりしました。教員って、大変だなと改めて実感しました。
その後に、教員の仕事のやりがいを教えていただきました。その中で、僕が一番感動したのは、自分で仕事の時間の使い方を工夫することができるというこおtです。僕は時間の使い方が苦手で、決まった時間で行動することがなかなかできません。ですから、このやりがいを教えていただいたときに、自分にぴったりだなと、思いました。もしかしたら、夢が変わってしまうかもしれませんが、自分の向いている仕事を見つけて、頑張っていきたいです。
〇 いつも目の前の先生の姿しか見ていなかったが、見えていないところでは、授業の準備や施設の管理など、さまざまなことをしていて、自分が思っている先生のイメージが変化しました。
テレビでも、授業準備をする時間が少ないことや1か月の残業時間のことについて、よく耳にしていました。
子供の成長を見ることができる楽しさや研修などに行って自分を向上させることにやりがいを感じ、自分を奮い立たせているのかなと思いました。
今日の教室での体験中も、児童がおもしろいことを言うと、それを担任の先生が拾ってくれて、
授業準備をしっかりすることは、子供の将来を願ってのことだったんだと、改めて思いました。