校長室から

学びを大切に

2020年11月6日 14時07分

 10月末、6年生が修学旅行に行きました。天候にも恵まれ、全員で広島の平和学習を中心に学ぶことができました。
原爆ドームと広島平和記念資料館の見学では、子どもたちは、原爆の恐ろしさや平和の大切さを感じることができました。感想には、「原爆で亡くなった方たちの遺品が置いてありました。当時、それを見つけた人の『とても大切そうに握りしめていた』という言葉にすごく悲しくなりました。そして、貞子さんが折った鶴を見ることができました。小さく丁寧に折っていて、それだけ病気を治したかったという思いが伝わってきました。」とありました。「思い出したくないくらいの恐ろしさ」「二度とこのような悲劇が起こらないように心から願う」という言葉も見られました。
感染症対策のため、じっくりと足を止めて見学するということはできませんでしたが、事前学習を生かして、様々な視点で、しっかりと展示物を見て平和を願う気持ちを高めていることを感じました。

 また、3年生は、総合的な学習の時間「竹・たけのこの里 湯山」で地域の方をお招きした学習を行いました。春から行う学習のため、学校再開後では季節がずれてできない体験を補うために、休校中に教師がたけのこ掘りの体験、集荷場の様子を見学し、ビデオ教材を作成しました。地域の方も出演してくださいました。休校中に配布された家庭学習シートを見て家庭でたけのこの皮むき体験をし、写真に収めてきた子どももいました。また、調理実習が可能になったときのために、地域の旬のたけのこを瓶詰めにした物を地域の協力により準備しました。学びの場を失わないように地域と連携して取り組んだ一場面です。そして11月2日には、竹細工の学習をしました。竹を準備してくださり、本当に感謝の言葉しかありません。子どもたちは、チームに分かれて、地域の方から作り方を教えていただいたり、難しい部分を一緒に作ったりしながら、弓矢、花瓶、貯金箱、竹鉄砲を作って遊びました。これらの学習を大切にし、地域の方と触れ合うことで、地域に誇りをもち、地域を愛する心と態度を育てていきたいと思います。今後ともご協力をよろしくお願いいたします。