【校長室から】6年生を送る会で設置前の看板をお披露目
2025年3月12日 10時19分昨日(3月11日)に、6年生を送る会を開催しました。
1年生から6年生の育ちを本当にうれしく感じるとともに、日ごろから本校教育活動を支えてくださっている保護者・地域の方の陰ながらの御努力があっての成長であることに改めて御礼申し上げます。
6年生を送る会の最後に、校長から児童に贈った言葉をご紹介します。
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6年生の入学式は笑顔・笑顔でした。
1年生の終わりに想定外の臨時休校、
それから6年生を送る会をはじめいろいろな行事が開催中止や規模縮小となった3年間がありました。昨年度に続いて、このように盛大な6年生を送る会ができることを大変うれしく思います。
これも準備・練習・プレゼント作りをしてくれた1年生から5年生のおかげです。本当にありがとうございます。みなさんの温かい思いは、6年生一人一人にとって、湯山小学校を旅立ち、新たなステージで頑張っていくエネルギーとなったことと思います。
特に、5年生においては、6年生会を送る会プロジェクトに、一人一人の知力や学年での結束力を発揮し、湯山小学校新しいリーダーとしてのバトンを引き継ぐだけの立派な成長を見せてくれました。
6年生は、1年生から5年生の温かい思いをしっかり受け止めてくれましたか。
そして、伝統のバトンをしっかり渡す4つの言葉のプレゼント、ありがとうございます。
まもなくみなさんとお別れだと思うと、しんみりした気持ちになりました。
6年生が今年度、1年生から5年生のためにしてくれたこと、
1年生の入学式の準備・片付け。
全校の運動会のテントなどの準備・片付け。
その他、いろいろな行事のたびに、笑顔で力を発揮してくれました。
集団登校・縦割り班清掃・委員会活動・・・。
小学生と市長のタウンミーティングにおける提案(全校から募った意見をまとめたもの)を基に、6年児童はみんなに共通するゆめをまとめました。
「湯山小学校はすてきな学校だけど、外観からはあまり目立たない。校舎の壁や体育館の壁に、みんなで協力して描いた絵の看板を掲示し、学校をきれいにしたい。そして、これからの湯山小学校の児童や来校者が、学校外から足を一歩踏み入れようとするときに、すてきな学校だなと思ってもらいたい。」
このゆめを実現するために、6年生がアイディアを練り合いました。
中央に、平成8年度卒業生の「ゆめマーク」を配置し、令和のゆるきゃら、そして、創立100周年の昭和48年に生まれた校訓「よく学び よく遊べ」を両脇に、竹や桜や豊かな自然に抱かれて6年生一人一人の遊ぶ姿・学ぶ姿が表現されています。
一昨日、6年生の原画を加工した看板が学校に届きました。
この看板は、正門前の校舎の壁と、体育館の西側の壁に、設置される予定です。
とってもすてきでしょう。
卒業前に仲間とともにゆめの実現をした体験が、湯山小学校を旅立っても心豊かにたくましく生きる活力につながることでしょう。
また、今後、この卒業製作物を見る後輩たちのゆめに向かう力にもつながることでしょう。
6年生は、「ウクライナの子どもにおもちゃ」を送る卒業プロジェクトにも取り組みました。6年生の発信で、全校児童からおもちゃを集め、また、全学年の保護者の形に募金にも協力していただき、2月6日におもちゃは、湯山小学校を後にしました。
あの後、あのおもちゃはどうなったのでしょう。
テレビでは、連日、ウクライナのニュースが流れています。
昨日、中矢匡先生にお電話してみました。
すると、
「最低でも2か月はかかっています。
中継地のポーランドにも、まだ届いていません。
湯山小学校のみんなからのおもちゃが中継地のポーランドに到着したという連絡が入ったら、お知らせします。」
とのことでした。
6年生おかげで、優しさ・平和を大切に思う気持ちが全校に広がったこと、とても尊いことだと思います。
そして、今日は3月11日。
今から14年前の2011年、6年生が生まれる2年前の今日、
東日本大震災の起こりました。
東日本大震災では、19,775人の方がお亡くなりになり、今もなお、2,550人の方が行方不明となっています。
震災で亡くなった方の御冥福をお祈りするとともに、今生きていることに感謝し、このように心温まる触れ合いがあることに感謝し、3月24日の卒業式までの残された授業日9日間の中で、最後の最後まで小学校生活を楽しみ、在校生にすてきな姿を見せてください。